クーデターの抗議活動

2021.02.16

ミャンマークーデターへの抗議活動

2月1日にクーデターを起こし、国民民主連盟(NLD)のリーダーや国会議員たちを拘束した当日、世界中のミャンマー人たちが、クーデターを起こした軍事政権に対する抗議デモを行いました。
ミャンマー国内では、クーデター後一週間はデモなどの様子がありませんでしたが、さまざまな抗議活動が始まっています。

3本指で抗議

反権威主義の象徴である3本指での大衆活動は、2月1日の軍事クーデター後、オンライン(facebook)で始まりました。
3本指は独裁者への反対を表し、「公正(自由)、平等、調和」を意味します。
国民から広がった活動で、クーデターの2日後、有名なアーティストも運動に参加し、反軍事的なメッセージとともに3本指の写真をFacebookページに投稿しました。
その結果、この運動は地元のソーシャルメディアユーザーの間で広まっています。

鍋や鉄などを叩いて抗議

クーデターが起きた当日、拘束されていなかったリーダーや民間リーダー達がデモを行わず、状況を見るように指示をしたため、クーデター後一週間は国内でのデモは目立つほどありませんでした。
しかしその代わりに、当日の夜から毎日20時に鍋や鉄などを叩いて独裁政権を抗議する運動が起きました。
この活動は全国に広がり、軍事政権を非難する思いや感情を強く表しています。

市民的不服従運動(CDM)

軍事政権へ反対するもう一つの大きな活動として、市民的不服従運動が広まっています。
市民的不服従とは、良心にもとづき従うことができないと考えた特定の法律や命令に対し、非暴力的手段で公然と違反する行為です。インドのマハトマ・ガンディーはこの運動により、イギリス政府から独立できたと言われています。
市民的不服従運動には、教師、医者、さまざまな省庁の公務員、学生などが参加しています。特に医者や医療従事者たちは、2月2日からいち早く市民的不服従運動に参加しました。そのため、一部の病院ではスタッフが不足し、軍の病院で治療すると発表しました。
この運動に参加する人は日々増えており、この活動に参加している公務員たちは、公務員寮から出るよう圧力をかけられていることもあります。

赤いリボン活動

赤いリボンは市民的不服従運動に参加していないものの、業務を勤めながら軍事政権を反対するを意思を表す印として使われています。
しかし、政府系銀行の従業員は赤いリボンを外し、軍隊を支持するサインを余儀なくされています。

今週に入り抗議デモは全国的に激しくなり、数は増え続けています。デモには芸能人達も多く参加しており、デモ隊に対する警察の取り締まりで、19歳の少女が銃で撃たれ死亡しました。一方、軍の支持を行う人達も見受けられました。

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