2010年まで軍事政権下の鎖国時代であったミャンマーですが、2011年に民主化になりミャンマーの経済も発展しています。そんな経済発展の中、若者の所得向上も見られます。
今回はそんな若者の所得向上から見られる流行の流れなどからビジネスチャンスを覗いてみましょう。

携帯電話

固定電話の普及は低いまま発展

携帯電話のことを語る前にそもそもミャンマーでの電話というものの存在についてご紹介します。
ミャンマーでは固定電話を持っている人口はとても少なく、持っていたとしてもある一定の富裕層などに限られていました。
そんな中、鎖国が開け経済が発展していき、携帯電話が身近なものとなっていくと固定電話の普及率は低いまま、携帯電話はどんどん普及していきました。
特に2014年あたりから携帯電話の普及率は驚異的な伸びを見せています。携帯電話市場が拡大を続けている背景には、2013年に通信免許を得た外国企業の進出が大いに関係しています。

若者は何歳から携帯電話を使う?

そんな社会の流れに若者も大いに反応しており、若者たちも携帯電話に関心を寄せています。
ミャンマーの若者たちは一体いつから携帯電話を持ち始めるのでしょうか。最近では高校生から、早い人は中学校から持ちはじめる人もいます。日本の子供たちと同じようですね。
ミャンマーの若者たちも親に携帯電話を買ってもらうこともあります。
また、すでに働いている若者は貯金をして買う人もいます。どちらの場合でも一括で払うことが多いです。

人気のメーカー・機種は?

ミャンマー人の平均年収は約130,000円で、携帯電話本体はファーウェイ製品の1万円未満の商品がミャンマーでは人気で、S I Mカードは1G約110円程度です。ただ富裕層の若者には、Apple社の製品が人気で、割と新機種も多くの人々が使用しています。
Apple社の製品は以前より中流階級にも普及しています。
ミャンマーの携帯電話の利用はプリペイド式であり、通話料、通信料は比較的安価です。ただミャンマーでは未だにWi-Fi設備が整っているところは本当に数少なく、あったとしても停電により使えない時間もあるため、通信料金はそれなりにはかかっていると思います。
とはいえ、普及率が上がったミャンマーでは街中でスマートフォンを片手にしている人が増えてきました。それほど普及率が高くなってきていると、インターネットやアプリによる携帯電話を利用した事業もこれから増加していくのではないでしょうか。

ファッション

ミャンマーの若者の流行

今日のミャンマーでは若者のファッションの文化も豊かになってきています。以前までは親が勝手に買ってあげるケースが多かったのですが、最近の若者は自らのお小遣いで買ったりすることが増えてきています。このことからわかるように衣服にお金をかける若者が増えています。

民族衣装はまだまだ人気

つい12、13年前のヤンゴンでは男女問わず民族衣装の巻きスカート「ロンジー」を履く人が街中に多く見られましたが、民主化が進み外国企業の進出が始まった頃から、所得も上がったこともあり、ジーンズなどを履いて街に出る人々が増えてきました。
ミャンマーの伝統的なロンジーを履くときはお寺に行くときや、目上の人に会う時、学校に行く時などに限られている若者もいるようですが、相変わらず日常的にロンジーを履き毎回変わるトレンドを楽しむ若者も見られます。ここ最近では、富裕層の間では宝石で装飾したものが人気です。

韓国、アメリカのファッションが人気

以前は日本のファッションが人気の傾向が見えていましたが、最近は韓国系の可愛いいファッションや、アメリカンな大人っぽいファッションが好まれています。

そもそも仏教徒で軍事政権下のミャンマーでは、ファッション誌などでの女性の肌の露出は当局によって校閲が入って修正されるなんてこともあったようなのですが、今ではそのようなこともなくなり、自由に雑誌を作ることができるようになり、洋風のファッションがより流行しているのではないのかと思われます。 ミャンマーの若者たちは他人と違ったおしゃれを好みます。
ロンジーを頻繁に履いていたころからロンジーに用いる生地の模様は人それぞれでした。
最近では短パンやミニスカート、タンクトップなど以前に比べて露出度の高い服を若者たちは好むようになってきましたが、そこでも各々目立った色やデザインを好みファッションで個性を表現しています。特に韓流が流行しているミャンマーでは、韓国っぽい髪色やメイク、ファッションが流行っています。

美白化粧品〜男女問わず人気〜

ミャンマーの若者の流行

もともと美意識の高いミャンマー人

ミャンマー人はとても美意識が高いです。それはミャンマーならではの頬に塗る「タナカ」からも見受けられます。「タナカ」とは日焼け止めやニキビの防止など、お肌事情全般に効果が見られる天然化粧品の事です。タナカは小さな子供からお歳を召したかたまで使用しています。小さな子達や、10代頃の方達はタナカを塗る際にただ塗るだけでなく、太陽の形や、熊の形など可愛らしく塗る方もいます。このようなことから見られるようにミャンマー人は非常に美意識が高いのです。

ミャンマーは常夏の国で常に強い日差しが降り注いでいます。そのため日焼けした肌の方が目立ちますが、実はミャンマーでは男女ともに肌が白い人の方がモテるのです。なので男女問わず美白化粧品を買うのです。以前からタナカを常に塗り日焼け止めとして使用しているところからも、このようなことは納得できますね。

日本製品の評価は?

ミャンマーでは中国製の化粧品が多く見られるのですが、ミャンマー人の中では日本製の化粧品への評価は高く、とても人気です。日本の化粧品をミャンマーに送り、商売をする自営業者も多くいるほどです。ただ日本製の美白化粧品は高価で、ミャンマー人の一般労働者の月給分の値段のものが多く、医者やO Lが買っていく傾向が高いです。また、最近では韓国コスメも浸透しています。それからミャンマー人にとっても身近で安価なタナカを使った美白化粧品も話題になっています。
ミャンマー人の美意識の高さは子供たちからも見られます。ミャンマーの子供たちは中学校の頃からメイクアップをし始めます。以前までは化粧をするのはそもそも裕福でないとなかなか難しいものでしたが、今では所得の向上から若者たちもメイクを楽しめる機会が増えてきています。
また、インターネットの普及などにより、海外の情報が多く入ってくるようになってからは、日本や韓国に関心を持つ人が増え、以前までのミャンマー人の濃いメイクから薄めのナチュラルメイクが流行しつつあるようです。

カメラ

ミャンマーの若者の流行

旅行やVlogブーム

鎖国時代、首都ヤンゴンに出稼ぎに来ている人のもとに家族が上京してきた時などに、家族思いなミャンマー人は例えばシュエダゴンパゴダなどに連れて行くなどし、記念に家族写真を撮るなどする文化があり、写真撮影自体は以前から好まれていました。

携帯電話の登場によって、ミャンマーの若者は携帯電話のカメラを利用し、自撮りを楽しむ姿もよく見られます。
以前までの記念撮影的を好む文化から、携帯電話で自撮りを楽しむ文化に変換されるほどに、カメラというものが身近になっています。
以前は鎖国体制で旅行する文化がなかったミャンマーですが、ここ数年でミャンマー人の中で旅行ブームがきています。その旅行の模様をカメラに収めS N Sにて発信する人もインターネットの普及により増えています。
例えば、最近日本でも少しずつ見られるようになってきた動画版のブログVlogにて発信する人Vloggerや、またはブログで発信するBlogger、あるいはフォトグラファーなどをしている人たちも増加しています。
また、Vloggerなどではなくても、インスタグラムを使用し素敵な写真を載せることにこだわる人も増えてきています。
日本でも流行したインスタ映えがミャンマーでも見られるようです。このような人たちの増加傾向から、カメラにこだわる人たちも増加しています。高質な画像や動画を撮るため、パソコンがなくてもカメラを先に買うことがあることも見られます。

まとめ

ミャンマーの鎖国解除後のネット回線の普及や、インフラの整備により急速に変化する社会の様子に刺激を受けたミャンマーの若者は、非常に流行に敏感です。
若者の心をどう掴むかがビジネスチャンスを掴むことにつながると思われます。
ただそれは、流行の波に無闇に乗るだけではなく、ミャンマー人の以前からの特質、習慣、伝統的な文化などからも発想を飛ばすこともいいかと思われます。