2019年、帝国データバンクによると日本企業全体の24.7%が海外に進出をしています。大手企業では51.3%にのぼります。
そこで、今まで実際にミャンマーへ進出した日系企業の進出理由・動機をまとめてみました。

市場の成長性

このサイトですでに何度もお伝えしていますが、ミャンマーは近年、アジアのラストフロンティア(アジア最後の未開拓地)として注目されています。
ミャンマーの市場成長の可能性は、多くの日系企業の進出動機として重要なポイントとなっています。
特に、機械化が遅れているミャンマーでは、製造業、建設業、農業はもちろん、飲食業、アパレル業などあらゆる場面での機械の需要が目立っています。

農機メーカーの参入

農機メーカーの大島農機は、米を乾かす穀物乾燥機の製造を板金加工から塗装、組み立てまでミャンマー現地で手掛けています。
世界有数の米生産・消費国の一つであるミャンマーは、これまで米の乾燥は天日干しが中心でした。
近年では、穀物乾燥機の導入も進みつつありますが、故障が多く、しかもメンテナンスが受けられないなど不満が大きいのが現状です。
大島農機はそれらの不満に対応し、ニーズに応える乾燥機を生産・販売のためミャンマーに進出しました。日本人スタッフを現地へ派遣し、技術指導を行っています。

ミャンマーの農業の機械化

自動車業界の現状

トヨタ自動車は、2019年にミャンマーへ参入の発表。現在工場を建設中です。ミャンマーで現在41.6%のマーケットシェアを占めるスズキ自動車も新たな工場を作る準備を進めており、国内での自動車部品のサプライヤーは今後ますます需要が高まるでしょう。
自動車メーカーは、中国、ドイツ、韓国、アメリカも次々参入しており、これから競争が激化すると予測されます。

未開拓の市場

これまで、高品質(あるいは日本と同等の品質)で食品を提供したいという飲食店の経営者は、ミャンマーの食品管理技術が低いことに悩んでおり、不満を解消してくれるサプライヤーの需要が高まっていました。
そのニーズに応えたのが、日本の食品卸大手国分グループのKOSPAです。
KOSPAは、ミャンマー大手Serge Pun & Associates (Myanmar) Ltd.と国分の合弁会社で、スーパーマーケットや飲食店、製造業、輸出入業者向けにコールドチェーン物流を開始。HACCP対応の食品管理システムとISO9001、ISO22000にも適応しており、ミャンマー国内の、農産物、水産物および低温加工食品の物流機能向上が進むことでしょう。

豊富な人材確保

ミャンマーの人口は5000万人以上で、東南アジア中で5番目に人口が多い国となっています。
4番目はタイとなっていますが、現在タイでは少子高齢が進んでおり、数年後にはミャンマーがタイを超えると予想されています。
また、平均年齢は28歳となってり、その若い人口の多さと働き手の多さで新たな生産拠点地として注目を浴びています。

自動車工場で使う機械の設計を行う豊橋建設では、日本人が駐在をせず、ミャンマー人を日本で研修後、日本側からリモートで管理をする取り組みをしています。
ミャンマー人は素直で真面目で実直な人が多いと言われており、若く優秀な人材確保のため、さまざまな企業がミャンマーに進出しています。
また、ミャンマーはアジア諸国の中で最も人件費が安いと言われており、建設業、製造業、アパレル業において人材を確保するための進出先として需要が高まっています。

ミャンマー人の日本語取得力の高さ

ミャンマー語と日本語は言語構造が似ている

海外進出の際の障害や課題の調査によると、「日本人の人材確保」の次に、「言語の違い」が課題となっています。
ミャンマー語の文法は日本語と似ていて、語順も同じことからミャンマー人は日本語の取得が他の国より早いといわれています。

NTTデータは、2012年にミャンマーを生産拠点として進出しています。社内の公用語は日本語で、入社してから日本語を学ばせています。
入社一年後には日本話をせるようになり、日本語の設計書をもとに日本向けのソフトを製作する方針で、ミャンマー人の日本語取得力を強みにしているのです。

まとめ

いかがでしたか?
すでにミャンマー進出をされている方の中には、「単純にミャンマーが好きだから」、「取引先から海外進出の要請があったから」「努力した成果がすぐに目に見える」「パワーが溢れている」などの声も挙げられています。
今後の動向に注目しながら、ぜひともベストタイミング・チャンスを掴んでください。