筆者がミャンマーから日本に来たのが2015年。現在(2020年)まで5年の間にミャンマーはものすごいスピードで変化しています。
交通面でも様々な変化がみられ、交通状況、公的交通機関の乗り方、料金、環境全てが変わっています。
この記事では、ミャンマーの交通手段について昔と現状を比較して何が変わったのか?何に注意をしなければならないのか?などの最新情報をご紹介してまいります。
ミャンマーへ行ったことがあるという方も、ぜひこの記事を改めて読んでみてください。

ミャンマーの交通手段

バス

ミャンマー現地の人達は通勤ではバスを使うことがほとんどです。平日の出社と退社の時間が一番混雑し、日本の満員電車とほとんど同じような状態になります。
以前は、軍事政権時からの マダタバスが主に走行していました。マダタバスは個人運営で、利益全てを個人が受け取る形態でした。そのため、バス同士での競争走行、客引きの行為、ルール違反が横行し、政府は管理が難しい状況でした。
そこで、2017年NLD政権時にヤンゴン政府はマダタをYangon Bus Service(YBS)へ入れ替えをしました。
YBSは2017年からバス運用システムの改善に着手。バス停の開設や交通機関電子マネーを使ったキャッシュレス化(2020年7月〜)など運営向上に取り込んでいます。
(※運賃が電子マネーでは300チャット、現金だと200チャットで済むという不思議な状況!)
利用者数は毎日180万〜250万で、国民には好評のようです。
コロナの影響で、利用者は7万人まで減少しましたが、最近再び増えています。
ミャンマー多くの国民が、移動手段をバスに頼っており、まだまだバスの不足が続いている状況です。

タクシー

バスの次に利用者数多いのがタクシーです。
ミャンマーのタクシー業界は短期間で多く変わりました。以前は個人で運営しているタクシーやCity Taxi しかなく、信頼性、安全性などが問われていました。
料金は交渉で決めるため、運転手次第。しかし、海外のタクシー会社の参入によって、大きく変化しました。
2017年にUberとGrabがミャンマーに参入しましたが、2018年にはUberが撤退し、Grabに事業を売った。
現在では Grab、 Oway Ride、 Hello Cabs とKilo Taxiがミャンマーでタクシーサービスを提供しています。
料金は市・区内であれば距離もよりますが、約2000Ks(160円)からが相場です。Grabが一番使われており、アプリで呼ぶことができ、事前に料金を確認することもできます。
ただ、アプリ使用はヤンゴン中心部以外ではあまり使われていません。
2020年現在、コロナで海外からのインバウンド客が減少したため、大きな影響を受けています。

電車

「ミャンマーには電車あるのか?」と聞かれることがあります。
ミャンマーにも電車はあります。
しかし、駅と実際に行きたいところまで離れていたり、列車の時刻が不明といった理由で日常的にはあまり使われていません。商人が大量の買い物をして、運ぶために使うことが多いのが現状です。
車内では色々なものを運んで売っています。 最近は日本のサポートにより、エアコン付きの列車、線路や信号システムの改修なども行っており、利用者数も増えつつあります。
料金は約100チャットから300チャット(10円~30円)です。地下鉄やメトロなどはもちろんありませんが、2030年に完成する予定のヤンゴンニュータウン計画には、地下鉄計画と地上鉄道を増やす計画などが含まれており、電車の利用者数が増えることを期待しています。

ミャンマーの交通手段

ミャンマー独自の交通手段

サイカー

ミャンマーでは乗り物といえばサイカーだと思います。
日本人には想像もつかないですよね?
サイカーはミャンマーの昔ながらの「三輪の人力車」で英語のサイドカーから命名されているといわれています。言い換えれば、「三輪の自転車」です。
サイカーはタクシーやバイクタクシーより安く、最大3人まで(運転手を含めていない)乗れます。大きな買い物して、運びにくいもの、重たいものを乗せるためには安くて、とても便利です。また、車が入れない狭い道でも進入でき、バイクタクシーより安定しているため、安心感があり、昔から今でもよく使われています。
ただ、人力車ですので一時間ほどの距離しか受け付けず、遠隔距離は運転手に断らますのでご注意くださいね。

バイタクシー

バイクタクシーはタクシーより、安く、早く、かつ車が進入できない狭いところまで行けるので一時期流行しましたが、現在ヤンゴン市内の場所によってはオートバイクが禁じられ、バイクタクシーは公共交通機関として認められていないため、最盛期に比べ利用者は減少しました。
とはいえ、ヤンゴン市内であっても中心から離れたところなどでは多く見受けられます。また、バイクの町と言われるマンダレーでは普段の移動手段としてバイクを使うことが多く、観光客の中にはマンダレーでレンタルバイクを使って、観光することを楽しみにしている人もいます。

馬車

馬車は観光地などで多く見られます。特にパゴダ系の観光地では、馬車に乗ってのんびりと景色を眺める事が出来るため、他の乗り物より人気があります。
日常生活で使うことは、最近では減ってきていますが、場所によってはまだ使っている所もあります。

いかがでしたか?
ミャンマーの交通状況の最新情報をお伝えしました。
現地に住んでいる人々に聞くと、皆特に変化はないように言いますが、筆者からみると数年前と比べ、随分変わっていると感じます。
これからますます変化するミャンマーの交通事情、今後も追っていきたいと思います。