ミャンマーのビジネスマナー

2020.11.09

ミャンマーのビジネスマナー

ミャンマー進出を図っていく中で、「日本とミャンマーのマナーの違いって何だろう?何を気を付ければいいだろう?」など思ったことありますよね。
国も言語も文化も違いますから、マナーも当然異なります。ここでは、ビジネスマナーを中心に日常のマナー、日本とミャンマーで違う点などを説いていきます。

ビジネスマナー

服装のマナー

日本ではビジネスの服装といえば基本的にスーツですが、ミャンマーではその決まりがありません。
会社によって定められる服装や、制服などはありますが、必ずしもスーツとは限りません。
ミャンマーは年中気候が暑いためスーツはなかなか着づらく、大きな会議、商談やビジネスフォーラムなどでは着る人がいるものの、一般的には着用しません。
ミャンマー人は日常生活からビジネスや公的制服まで「ロンジー」と「エンジー」を着ることが多く、ミャンマーの伝統的な民族衣装あり、正装でありながらも普段着として人々に愛用されています。
基本的には下着の「ロンジー」と上着の「エンジー」(Tシャツの様なもの)で出社することが多いです。

腕組み

日本では目上の人が話している際に腕を組んで聞くと、とても失礼に当たりますよね。
しかし、ミャンマーでは腕を組むのが相手に対する敬意の表現とされています。
ミャンマー人は小学校から目上の人の前では腕を組むようにと教えられています。 先生が入室し、挨拶の起立するとき腕を組まないと先生に怒られます。
また、就職活動などでも、面接官に対して腕を組みながら発言をしますので、驚かないようにしてくださいね。これがミャンマー人の礼儀作法なのです。

ミャンマーでは腕組みは敬意表現

物を差し出すとき

日本では物を両手で持って渡すのが丁寧なやり方とされていますが、ミャンマーでは両手ではなく片手を肘に添えて、片手で差し出すのが丁寧なやり方とされています。
大きな違いではないですが、知って置かないと誤解の原因となる可能性がありますのでご注意を。

挨拶の習慣

日本では朝、昼、夜に分けて挨拶の言葉がありますが、ミャンマーでは「ミンガラーバ」(日本語で「こんにちは」)という言葉しかありません。
「ミンガラーバ」は挨拶の言葉というより「ミンガラー」=「福運」と「バ」=「ある」で「福運になりますように」という祝福の言葉になるため、朝も昼も夜も使えます。
ただし、実際には講演会や公的場で、挨拶が必要な時に用いる程度で、友達同士と日常的には使っていません。
そのため、日本語の挨拶言葉を交わすようには使われておらず、出退社時の挨拶習慣もありません。
毎日挨拶を交わして出社している日本人にとっては、無言で職場に入るミャンマー人に慣れないかもしれませんが、それがミャンマーの普通なんですよ。

贈り物のマナー

日本では誰かから贈り物を受け取った際は同額かまた、半額くらいのものをお返しするのが一般的ですよね。
しかし、ミャンマーでは、贈り物に対する価値や値段を意識することが非常に失礼なこととされています。また、お返しをすることも「私と関わりたくないから?」など思われます。
ミャンマー人が贈り物を贈るときは、基本的にお返しを期待していません。その代わり、将来、自分の時もそういう風にして欲しいという気持ちが強いです。例えば、結婚式のお祝で贈り物あげたとすれば、「私が結婚するときも来てね!」というようなニュアンスです。

人前を横切る時

日本人は人が話している所を通りかかるときは、軽く頭を下げて通ります。ミャンマーでも同じ常識ですが、やり方が少し異なります。
ミャンマー人は頭を下げて、腰を曲げ、膝を折るような形で体をかがめて、なるべく話し合っている人を隠さないような姿勢で通りかかります。
それが丁寧なやり方とされています。

目下の人が目上の人分を払う

日本では目上の人が目下の人の分を払いますが(上司が部下におごりますが)、ミャンマーでは目下の人が目上の人分を払うのが目上の人に対して敬いの表現とされています。
上司に対して「よろしくお願いいたします」という気持ちが込められています。
大勢で食事やパーティーなどで行く際にも、部下全員が上司の分を振り分けて払うケースも結構あります。

宴会・接待

ミャンマーでの宴会・接待のマナーは

ミャンマーは仏教徒が多く、基本的にお酒を飲むことはいいイメージではありません。
最近では、付き合いで飲むビジネスマンが増えていますが、家族がお酒を飲むことに反対している家庭が多く、酔って帰ってくると夜中に大喧嘩の原因となり、人の家庭を壊すことになってしまうかも!?
飲みに誘う時は注意が必要かもしれません。
また、お酒で酔いつぶれるなどは、とてもだらしなく悪い印象がついてしまいますので、注意してください。


日本とミャンマーのマナー違いを8つを挙げましたが、いかがでしょうか。
実際にミャンマーへ訪問する際は上記のことを意識して行動するとより良い関係が築けるのではないでしょうか。